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ビンテージのオメガ・シーマスターの外装仕上げ・オーバーホール(発売当時の状態に復元)です。

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 OMEGA

◇ シーマスター case004

シーマスターの修理前画像 オメガ シーマスターの外装仕上げとオーバーホール依頼ですが、外装に関しては厳しいリクエストがありました。まずダレて丸くなっているケースにビシッとエッジをつける。そして甘いヘアラインもオリジナルに忠実に粗く放射状に入れる。フラットの風防(ガラス)をケースのツラから緩やかなカーブを描くようなものを別作して装着する。果たして出来るのでしょうか。
OMEGA cal.1010の画像 機械はOMEGA cal.1010です。
最近の機械に比べて整備性は随分と悪いような気がしますが、作りはこちらの方が上かも知れません。
輪列の画像 個性的な輪列です。
分解して洗浄後の画像 全て分解して洗浄します。
テスター 輪列部分を組んだ状態でテスターにかけてみます。
かなりいい数値が出ていますが、この後『置き回り』という症状が出て非常に苦労しました。
起ったエッジの画像 ビシッと起ったエッジに粗い放射状のヘアラインです。
緩やかなカーブを描く別作した風防です。
裏蓋の画像 裏蓋もこの通り。預かった時とは別物です。
今回は非常にチャレンジングな仕事になりました。
シーマスター整備後の画像 オーバーホール 24,000円
外装仕上げ 24,000円
ガラス別作 10,000円