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東日本大震災で被害に遭ったロレックス・デイデイトの修理・オーバーホールと文字盤リダンです。

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 ROLEX

◇ デイデイト case001

デイデイトの修理前画像 ロレックス デイデイト(ROLEX Ref.18238G)の修理・オーバーホールです。
常連様のご依頼で大事な形見の時計です。
東日本大震災の際にご自宅と共に流されて紛失してしまったとのことですが、自衛隊の方が瓦礫の中から発見し一年の時を経てご家族の元に戻ったという奇跡の時計です。

文字盤浸水跡の画像 浸水した形跡がすぐに見て取れます。
問題は津波ですので淡水ではなく海水ということです。
かなり海水が入っていればもうダメです。
ROLEX cal.1210の画像 裏蓋を開けると奇跡的に肝心な部分は大丈夫そうです。通常では考えられないような衝撃や水圧が加わったと考えられますが、この程度で済んだのはお父様のお気持ちがこの時計に宿っていたのでしょう。
発見された日もご命日に近かったそうです。

自動巻きユニットの画像 自動巻きユニットをチェックします。
汚れてはいるものの問題ありません。
汚れた文字盤の画像 文字盤は酷い状態です。
これはリダンで対応します。
浸水ポイントの画像 機械のリューズに近い部分です。
この辺りから浸水したと考えられますが…

浸水原因の画像 ミドルケース内の状態ケースの内側です。
チューブからではなく風防から浸水したようです。
文字盤のダメージが大きいのはそういう理由からでした。

錆びたネジの画像 腐食したキドメネジ文字盤を留める小さなネジは2個とも腐食していて抜くのが大変でした。

曜日ディスクの画像 機械カレンダー側文字盤の下の曜日ディスクです。
汚れが残っていて除去出来なかったので交換をお奨めしました。

カレンダー部品の画像 交換不要のカレンダーディスクカレンダーディスクは奇跡的に大丈夫でした。
カレンダー部品画像 カレンダーディスク受けサビ取り洗浄前サビと汚れが酷いカレンダーディスク受けです。
これは交換ではなく洗浄で対応します。

洗浄後の画像 カレンダーディスク受け裏サビ取り洗浄後かなり綺麗になりました。
カレンダー裏の画像 カレンダーディスク受け表、サビ取り洗浄後こちらは表側です。
錆びた機械の画像 機械輪列側輪列側はいくつか錆びたネジを交換するだけで済みそうです。
機械の画像 地板表サビ取り洗浄後メインプレート(地板)もサビと汚れを落とします。
械裏の画像 地板裏サビ取り洗浄後こちらは裏側です。

洗浄後の画像 修理中の機械綺麗に洗浄された部品です。
機械の画像 機械動作確認組み上げられた機械です。
ゼンマイを巻いて動き始めるとちょっぴり達成感がありました。
リダンの画像 文字盤リダン後リダンされて綺麗になった文字盤です。文字盤リダンをHPに載せるとメーカーの顧問弁護士事務所からまた内容証明郵便が届くおそれがありますが今回は勘弁してもらいましょう。
外装の画像 研磨されたミドルケースです。
外装も出来るだけ丁寧に磨いてみました。
デイデイトの整備後の画像 オーバーホール 30,000円
文字盤リダン 35,000円
部品交換 20,000円