珍しいロレックスデイトジャストref.16253の修理・オーバーホールです。汚れとサビでバネ棒が固着したブレスを外すのには非常に労力が必要です。受けに接触していたローター芯も交換です。

　ROLEX

	ロレックスデイトジャスト（ROLEX Ref.16253）の修理・オーバーホールです。最初はロービートのRef.1625かと思いました。かなりの長期間オーバーホールをしていないとのことで、町の時計屋さんに持っていったところブレスが外れなかったそうです。
	ちょっと苦労しましたがブレスが外れました。バネ棒が完全にサビや汚れで固まっているともう外れませんので、バネ棒を破壊しないとなりません。
	テンプ受けに自動巻きローターが擦れた跡が見て取れます。裏蓋を開ける前にカタカタと内部で音が鳴っていたのでローター芯交換が必要ではないかと思っておりました。
	油が切れた状態で使用し続けるとローター芯は摩耗してこのような状態になります。これは交換して対応します。
	地板の受けルビーにも、全く油が残っていない状態でした。
	機械は全て分解して洗浄します。
	通常のデイトジャストでは見られない回転ベゼルです。ここは汚れが溜まりやすいので長期間オーバーホールをしていないと回転しなくなったりします。
	キズ取り研磨をして綺麗に洗浄します。
	オーバーホール	25,000円
	ローター芯交換	10,000円