ロレックス・エクスプローラーI（Ref.14270）の修理・オーバーホールです。ガラスが曇る原因はリューズから水が内部に入ってしまったことによるものでした。部品はサビを落とし、巻き芯は交換しました。

　ROLEX

	ロレックスエクスプローラー（ROLEX Ref.14270）の修理・オーバーホールです。精確に動いてはいますがガラスが曇るとのことです。
	裏蓋を開けると水滴が残っています。リューズ周りの防水不良かと思いましたが防水テストをしても問題ありません。リューズ周りから水が浸入したことに気付かずにリューズを閉めてしまい、その水分が外に逃げないのでガラスが曇ってしまっていたのです。ガラスが曇ったら応急処置としてリューズを解放し上に向けて放置し水分を逃がすことが必要です。
	ダイアル（文字盤）にはシミが残りましたがサファイア風防越しだとあまり目立ちません。
	メインプレート（地板）のサイドのサビのせいでケース（本体）から機械を抜くのが困難でした。
	巻き芯を押えるおしどりにもサビが回っています。
	巻き芯はサビで痩せてしまっているので交換します。
	機械は全て分解して洗浄します。
	サビも上手く落とせて綺麗になりました。
	オーバーホール	22,000円
	サビ取り	5,000円
	巻き芯交換	2,000円